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いいねー、好きなことを仕事にできて

更新日:2024年3月12日

そう、私たちは「いいねー、好きなことを仕事にできて」と言われることがとても多いんです。


結論として、簡単に言えばそうなんですけど、実は、結構辛いんですよ。


好きなことを仕事にしたので、音楽に関しては全て仕事モードになってしまうんです。音楽を楽しく聴くことが難しいです。ついつい、あ、今の表現いいな、とか、少しフラット気味の音程だなとか、今の和音進行はとか、そんな強引な転調するの?とか、そういう視点になってしまいます。


YouTubeでボイストレーナーの「おしらさん」の歌い方解説の視点と全く同じです。常にそういう分析をしながら聴く習慣がついています。


最初のですね、フレーズの「好きなこと」ならまだいい。「趣味が仕事になるなんて」と言われることが本当に多いんです。


ま、いいんですけどね。でもやっぱりあまり気持ちの良いフレーズではありません。趣味ではないので。


コロナ禍とか、災害が起きた時、「音楽なんか聴く余裕がない」と不要論が必ず出てきます。それもよくあることです。でも、実際に音楽を聴くことで元気が出たり、我慢していた涙が出てきたり、そういうこともあるんです。


音楽って、人の心に寄り添うものですから。


私は不要とは思えないんですね。どんな時も。


好きなことを仕事にしました。後悔はありません。むしろ、私はこれしかなかったと思っています。続けられたことが音楽だけでしたから。


ただ、趣味という概念はありません。


覚悟を持って生涯取り組んでいくことなんです。


思われているほど、気楽なものではありません。

思われているほど、楽しいだけではありません。


でも、思われている以上に幸せであることは間違いありません。


その小さな誇りを持って、音楽を仕事にしています。



そのことを、なんとなく、記したくなりました。


私は幸せ。今日も本当にそう思いました。生徒さんや団員さんに感謝です。


ありがとうございます!頑張る!



 
 
 

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