いいねー、好きなことを仕事にできて
- shima1003
- 2024年3月8日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年3月12日
そう、私たちは「いいねー、好きなことを仕事にできて」と言われることがとても多いんです。
結論として、簡単に言えばそうなんですけど、実は、結構辛いんですよ。
好きなことを仕事にしたので、音楽に関しては全て仕事モードになってしまうんです。音楽を楽しく聴くことが難しいです。ついつい、あ、今の表現いいな、とか、少しフラット気味の音程だなとか、今の和音進行はとか、そんな強引な転調するの?とか、そういう視点になってしまいます。
YouTubeでボイストレーナーの「おしらさん」の歌い方解説の視点と全く同じです。常にそういう分析をしながら聴く習慣がついています。
最初のですね、フレーズの「好きなこと」ならまだいい。「趣味が仕事になるなんて」と言われることが本当に多いんです。
ま、いいんですけどね。でもやっぱりあまり気持ちの良いフレーズではありません。趣味ではないので。
コロナ禍とか、災害が起きた時、「音楽なんか聴く余裕がない」と不要論が必ず出てきます。それもよくあることです。でも、実際に音楽を聴くことで元気が出たり、我慢していた涙が出てきたり、そういうこともあるんです。
音楽って、人の心に寄り添うものですから。
私は不要とは思えないんですね。どんな時も。
好きなことを仕事にしました。後悔はありません。むしろ、私はこれしかなかったと思っています。続けられたことが音楽だけでしたから。
ただ、趣味という概念はありません。
覚悟を持って生涯取り組んでいくことなんです。
思われているほど、気楽なものではありません。
思われているほど、楽しいだけではありません。
でも、思われている以上に幸せであることは間違いありません。
その小さな誇りを持って、音楽を仕事にしています。
そのことを、なんとなく、記したくなりました。
私は幸せ。今日も本当にそう思いました。生徒さんや団員さんに感謝です。
ありがとうございます!頑張る!

Comments