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素敵なゲスト様でした【垣内敦先生】

私のラジオ「イル・テゾーロ・ミーオ♪」今月の前半は、エリザベト音楽大学教授・ピアニストの垣内敦さんをゲスト様にお迎えしました。


とっても楽しいお話をしてくださいました。音楽は楽しくないと!と仰っていました。本当にその通りなんです。


ただ、そこに辿り着けるまでに、おそらく誰にも言えないようなこともあったのではないかと思います。あがり症だったと仰っていました。それを克服するのって、並大抵のことではなく、トラウマとの葛藤なんですよね。自分の心が納得するまで。


試験やコンクールのたびに、手汗をかいて、ペダルを踏んだ足が動かなくて、ずーっと音が開放されっぱなしになるというのは、本当に…なんと申しますか、私が勝手に想像しますに、それはもう…心が折れるることもあったのではないかと思います。


トラウマって、簡単に克服できませんから。


すごい方だなーと本当に思います。難しいパッセージとかがあったら「燃える」とおっしゃっていました。結構、負けず嫌いというか、困難に立ち向かう精神をお持ちなのだと思いました。だから、こんなに素晴らしいピアニストであり続けられるのではないかと。


心に残っているのは、生徒たちに対して、手を出しすぎない、ということです。突き放していると思われても、生徒さんご自身が考える力を育むために、そうされているんですよね。これね、本当によく分かるんですけど、あれこれ手出しをした方が楽なんです。教える側が。でも、生徒の「自分で考える力」を奪っている時もあるんですね。


現在の傾向として、先に答えを求められることが多いように思います。「それをしたらどうなりますか?」と聞かれたり。


「音大に行ったら何になれますか?」と。


そんなこと考えたこともないです。がむしゃらに頑張った先に答えが出ると思っていたので。


でも今の学生さんにそれを聞かれることがとても多いです。自分で経験を積んでいきなさいと伝えたいと思っています。


信じて、手を出さない。意外としんどい(笑)手を出す方がよっぽど楽です。


もちろん、生徒さんの個性によっては、サポートが必要な場合もあります。個性適性を見極めながら、ということになると思います。


垣内先生のお話、素晴らしかったです。


たくさん「楽しかったー!元気が出た!」とメールをいただきました。


良い先生方が揃っておられるので、エリザベト音大っていいなーって思います。先生方の仲が良いんですよ。だから、協力しながら、すべての生徒に複数の目を注ぎ、多角的に育てていく体制が整っているように思います。


学ぶこと、教えること、本当に大切なことが多いですし、難しいことも多いんです。いつも悩みます。


素晴らしい先生方にお会いして、たくさん刺激をいただいています。


垣内先生、ありがとうございました。とっても楽しかったですし、勉強になりました。

素晴らしい演奏会になりますように。必ず伺います。




また番組にお越しいただけるよう、私も頑張ってスキルを磨きたいと思います!感謝です!

 
 
 

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